2005年01月11日 00:00 〜 00:00
五十嵐敬喜・UFJ総研調査部長「経済見通し」2

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会見リポート

円高でも景気には影響なし

渡部 明浩 (日刊工業新聞論説主幹)

「1ドル90円前半まで円高は進むだろうが、大きく景気が悪くなることはない」と、米国経済にも明るい五十嵐さんは、輸出、設備投資、家計部門のバランスが取れた日本経済の力強さを予想する。

米国の双子の赤字が日本経済へ与える影響が心配されるなか、「経常赤字の中身になっている財政赤字が拡大している以上、ドル安は避けられない」と指摘する。

では、過去のドル安円高が日本経済にどんな影響をもたらしたのか。

円高が進んだ分、物価が下がったため、デフレの日本の通貨が強くなってもなんら不思議はない。しかも、輸出企業にとって「売れる年は円高、売れない年は円安」といったデータから、「円高は景気の原因ではなく、あくまで結果」と、円高心配なしの言葉。輸出を左右する米国や中国の動きが気がかりだが、後半から景気が盛り返し、 輸出は増加するという。

ゲスト / Guest

  • 五十嵐敬喜 / Takayoshi Igarashi

    日本 / Japan

    UFJ総研調査部長 / Managing Director, MUFG

研究テーマ:経済見通し

研究会回数:2

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