2004年01月21日 00:00 〜 00:00
佐藤文昭・ドイツ証券株式調査部長「経済見通し」5

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会見リポート

デジタル家電ブームが牽引力

松本 明男 (個人会員(日刊工業新聞出身))

ITバブルとその崩壊を的確に予測した注目の人、技術通のアナリスト佐藤さんの日本経済観は、長いスランプにあえぎ、空洞化の危機にさらされてきた日本のモノ作り産業が「デジタル情報家電ブームをテコに久々の大復活へのチャンスをつかみかけている」と、〝日本復権の兆し〟の明るい展望。

中国、アジアなど低コスト地域に移転した生産拠点を日本列島にUターンさせ、先端情報技術分野で勝ち残るための先行投資を再開する回帰現象が顕著と指摘する。  鮮明で迫力ある大画面の液晶、プラズマ薄型テレビは14兆円規模の巨大需要が見込めるテレビ市場のエース商品だが、先発の台湾、韓国メーカーとの競争はし烈だ。  巨額の投資が必要なので、単独投資は厳しく、日本連合の組成が不可欠となる。だが、「世界の工場ニッポン復活」への壁は為替リスク。100円を切る円高は逆風になる。


ゲスト / Guest

  • 佐藤文昭 / Fumiaki Sato

    ドイツ証券株式調査部長 / Director of Equity Research, Deutsche Bank

研究テーマ:経済見通し

研究会回数:5

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