1995年04月12日 00:00 〜 00:00 10階ホール
金大中・前民主党共同代表

会見メモ

1973年の拉致事件以来、22年ぶりに来日。当時一線記者として真相究明にあたった会員も多く、食事中、テーブルのあちこちで事件取材の思い出話が聞かれた。
拉致事件の質問には「公権力が介入したことは明白だ」と。その理由として金東雲一等書記官の指紋の存在や移送にかかわった船長の最近の証言をあげたほか、当時CIAの韓国責任者であったドナルド・グレッグ氏の話として「船で運ばれる途中、照明弾が警告のため発射されたが、それは米国機ではなく日本機だった」という情報も紹介。「日本が私の命を救うために役割を果たしてくれたことを知りうれしかった」とも。
今回の訪日には国会議員や記者が40名余り同行した。再来年の大統領選に向け「政治家・金大中」のアピールではとの問いには「政界引退を発表したときの心境と何の変化もない。私の周囲の状況も変わっていない」と答えたが。
クラブ会報1995年5月号11ページから引用)

会見音声


ゲスト / Guest

  • 金大中 / Kim Dae-jung

    韓国 / South Korea

    前民主党共同代表 / Former President, The Democratic Party

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