1994年11月04日 00:00 〜 00:00 10階ホール
イチロー・プロ野球選手

会見メモ

一躍”時の人”となったイチロー選手。会見(11・4)の最後に、得意の振り子打法を披露した。試合でもないのに真剣そのもの。足元を確かめ、何回も何回もバットを回してみる。スタンスにも納得が行くまで時間をかける。そしてスウィング。ビューッと空気を切り裂く大きな音が会場に響きわたった。
日本記者クラブ会報1994年12月号5ページから引用)

 

鈴木一朗。21歳。本人は冗談と思った「イチロー」の登録名で大活躍。史上初の200本安打を達成した。「こういうの苦手なんだよなあ」と緊張気味に会見場へ。冒頭発言は背番号と同じ「51」秒だけ。後は一問一答。
去年はなぜ二軍?「世渡りが下手だったから」。毎日の練習は?「シーズン中はしない」。親子鷹として話題の父親から教わったことは?「あいさつとか人との接し方とか普段の常識」。新聞は?「スポーツ紙は読まない」。根性は?「見せるのは嫌い」。クヨクヨするタイプ?「してるけど見せない」と、打撃同様クールで力みがない。が、言葉の端々に真摯なプロ意識と職人的な頑固さを感じさせた。
日本記者クラブ会報1994年12月号10ページから引用)

会見音声


ゲスト / Guest

  • イチロー / Ichirou

    日本 / Japan

    プロ野球選手 / pro baseball player

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