1993年07月03日 00:00 〜 00:00
9党党首に聞く(1)

会見メモ

公示直前7月2、3日「9党党首に聞く」を開催

(7月2日)宮沢喜一自民党総裁、山花貞夫社会党委員長、石田幸四郎公明党委員長

不破哲三共産党委員長、大内啓伍民社党委員長

(7月3日)羽田孜新生党党首、武村正義さきがけ代表、細川護煕日本新党代表

江田五月社民連代表

 

・・・火花が飛び散るようなと形容しても、大げさではなかったと思います。総選挙公示前の7月2、3の両日行われた「九党党首に聞く」は、各党首と代表質問者との間に真剣で斬り結ぶような、激しい質疑応答が続き、大成功を収めました。(両日ともNHK生中継)
画期的といわれた、前回、平成2年2月2日の「五党党首討論」から3年5カ月。前回はクラブ主催であっても、各党が事前にお膳立てを整えて開催を決め、クラブとしてはどちらかというと受け身で行われたものでした。しかし、今回はクラブが主体で各党に呼びかけただけに、企画委員長の斎藤委員長ら委員の皆さんに人一倍汗をかいていただきました。
本来なら、全党首を一堂に会し、討論会を行うのが理想的ですが、新党ラッシュで無理。初日に既成5党、2日目に社民連を含めた4党とすることにし、名称も「党首に聞く」となりました。
鮫島理事長からは「政治不信の深さと並んで、ジャーナリストに対する批判や不満があることを自覚、単なる表現や、見せかけの激しさ、辛辣さではなく、プレスとしての真骨頂を発揮してほしい」という要望が出されました。そのためもあって、司会に当たった前田一郎(NHK)、川戸惠子(TBS)、代表質問者の伊藤三郎(朝日)、岸井成格(毎日)、老川祥一(読売)、田勢康弘(日経)、根岸昭正(産経)の皆さんには社の仕事を投げうって、前夜まで何回も集まって、綿密な打ち合わせを行っていただきました。
第1日の終了後、宮沢首相から「答える方は大変でしたが、なかなか迫力がありましたね」といわれたことが印象的でした。これで、名実ともにクラブでの「党首討論会」は定着したと思います。・・・

 

日本記者クラブ会報1993年7月号1ページから引用。同年8月号10~11ページに特集があります)

会見音声


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